旧伊勢街道は、奈良県央の桜井から山に入り、長谷を東漸、榛原から南下し、室生、曽爾、御杖の各村を通過して、三重県に繋がります。この街道沿いに、伊勢神楽の系統に連なる昔ながらの獅子舞がいくつか残っており、この写真は曽爾村の門僕神社(かどふさじんじゃ)の獅子舞を撮影したもの。既に桃山時代に存在したことが文書で確かだとか。悪魔祓いや接ぎ獅子が人気があって、境内の雰囲気が良いこともあって、大勢お客様がお見えになります。この写真は、通常標準ズームで撮るべき画角ですが、このときはあえて広角ズーム(20-35mm)を使用しました。人が多くこちらから近寄ることができないので、少ないシャッターチャンスの中、無謀な賭けでありましたが、狙い通り獅子舞と境内全景を一緒に写し込むことができました。(Lens20-35mm, 絞りf5.6, オート露出、オートフォーカス、ISO400) --参考: 奈良の獅子舞--
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