奈良県山添村菅生(すごう)の春日神社の境内で、村人の奉仕により、師走の第二申の日に能楽奉納が行われます。翁舞、榊の舞、仕舞とすすんで、最後にクライマックスの能へ。この日の演目は「小鍛冶」。露天の舞台上を"べし見"の面を付けた仕手が所狭しと駆け回ります。境内の外周には、数百年を数える杉や銀杏の木々がめぐり、素晴らしい景色となっています。能楽草創期の室町時代には、能楽は屋外で行われたので、当時の観能風景は、おそらくこのような感じだったのではないでしょうか。(マニュアル フォーカス、絞りf5.6,
オート露出、レンズ28-70mm, フィルムISO100) |