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自画自賛 2010年8月


元興寺 地蔵盆万燈会

Aug. 24 2001
Manual_Focus Lens50mm
RHPV
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鬼のことをかつて"ガゴジあるいは"ガゴゼ"と呼んだということを皆さんご存知でしょうか? "ガゴジは元興寺、"ガゴゼは元興神のことで、奈良町の元興寺がその起こりとされています。では何故"元興寺"は鬼の代名詞になったのでしょうか。
平安初期に成立した日本霊異記に、、雷の申し子として誕生した大力の童子が、朝廷の強力に勝ち、元興寺の鬼を退治し、寺田の引水に力を発揮して、終に立派な法師となったという道場法師の出世話がありますが、鬼退治の場面が鬼事(春を迎えるおこない、現在の「追儺会」)と結び付けられていったのがその起こりと考えられています。追儺会は、顕教六宗や、天台・真言系の古い寺院に残る習俗で、今も春の訪れを画する行事として各地で行われていますが、おそらく平安-鎌倉時代頃には、元興寺で大規模な追儺会が行われていて、鬼の代名詞になったのではないかと推測されます。現在は行われていませんが、その面の残欠が元興寺に残っているそうです。
<奈良県の代表的な追儺会> 念仏寺陀々堂 鬼走り 1月14日
法隆寺西円堂 追儺会 2月3日
興福寺東金堂 鬼追い 2月3日
朝護孫子寺 鬼追い 2月3日
長谷寺 だだ押し 2月14日
薬師寺 鬼追い 4月5日

しかし、平安末期以降元興寺は衰えて鬼の跳梁跋扈するところとなり、鎌倉時代には、智光曼荼羅信仰を中心とする極楽坊、五重塔を中心とする元興寺、そして小塔院の3つに分立して、広大であった境内の多くは荒廃して町屋に替わっていきました。鬼を"ガゴジ"と呼ぶイメージのもとには、滅亡した蘇我氏の草創という暗い過去を持ち、しかも悪党の巣窟と化し滅びつつあった大寺の残影があったことは想像に難くありません。
さて、元興寺の地蔵盆は、8月23日と24日の2日間にわたって行われて、万燈がささげられます。京都嵯峨野の化野念仏寺のように、境内は古いお地蔵様で埋もれて幻想的な雰囲気です。もしかしたら、石仏の向こうから"ガゴジ"が覗いているかもしれませんよ!


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Web初版開設日: 01/01/2003
Web二版更新日: 09/01/2005
頁最新更新日: 08/01/2010
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