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March 6, 2005
Manual focus, Lens50mm
RDPV |
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小さな祭りを追いかけていると、珍しいものに出くわすことがあります。梅林で有名な月ヶ瀬村の八王神社(やつおじんじゃ)で、祭りの直会に饗される和布(めい)もそのひとつ。和布とは、醤油で味付けしたアラメ(海草の一種)を円錐状に盛って大豆をゆがいてすり潰したクルビで塗り固めたもので、神前に供えるときには榊を突き刺して、ご覧の写真のような不思議な形をしています。これを、直会では榊を抜いて、桶の中で混ぜ合わせて食事の膳として配るわけです。他にゴボウと大豆とキョウと呼ばれる四角く固めたご飯を出します。山奥の村では確かに海草は貴重品だったはずなので、かつては相当のご馳走だったのだろうと思いますが、現代ではさて?
(八王神社/和布祭--全写真--) |
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Web初版開設日: |
01/01/2003 |
Web二版更新日: |
09/01/2005 |
頁最新更新日: |
03/01/2007 |
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