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雑記帳

2003年1月1日  コンテスト考

ホームページを開設してはやいもので、5ヶ月が経過しました。最初は試行錯誤でしたが、まあそこそこの形になってきたのではないかと思います。写真ライブラリーを目指すという目標を掲げている以上誰でも知っているのに載っていない行事が随分あって、その穴埋めに苦労しました。お蔭様で、この半年間は休日はほとんど外出していたのではないでしょうか。

当然のことながら、仕事はちゃんとやらないといけないわけで、平日の撮影はご法度です。これは正直きつかったですね。特に9-10月は、休日で家にいた日というのは無かったのではないでしょうか。1日3−4件の撮影もザラで、結果的に写真の分量は当初の倍にはなったはずで、奈良の主要な祭りの半分くらい(但し大きな祭りの半分、中クラスの祭りを入れると5分の1程度でしょうか。)は網羅できたと思います。最初はあまりに量が少な過ぎて、おおよそライブラリーというものには程遠く、ご存知の方から見ればお笑いだったはずで、少しは使えるようになってきたというところでしょうか。

最近、撮影現場で顔見知りの方も若干出来てきて、教えていただくことも増えました。こういう方というのは、だいたいが10年選手であって、経験3-4年の私(但し、20年くらい前にも、4-5年ざっくりやった時期があるのですけれども)は、駆け出しも良いところということになります。何しろ、白黒写真の現像などいうのは経験ありませんからね。

ただ、写真などというものは多少の流行もあるようで、古い写真はそれなりに価値があるけれども、出来るだけ新しいもの、そして新しい切り口で撮ったもの方がインパクトが強いようです。加えてホームページは、写真の新しい媒体であって、一品ではなく一連の写真群の中で自己を表現できないといけないので、全体を通して一定のポリシーがないといけないと思います。

閑話休題。実は最初写真を撮りだして暗中模索していた時期に、コンテストに応募した写真がいくつかあります。非常に工夫を重ねて撮ったにも係わらず、落選してしまったり、どうでも良いと思って提出してたものがそこそこの評価を得たりと悲喜こもごものことがあって面白いものです。ただ、最近はコンテストを目指す気持ちがなくなりました。というのは、コンテストで入賞するには、それなりの撮り方というものがあり、それに適わないとなかなか評価されないということに気がついたからです。

特に祭り関係の写真は、スナップ写真や偶然性を盛り込んだ写真が優位で、写実的で構図的に静的なものを目指している私のような写真は不利です。

ちょっと説明をしてみましょうか。
落選

左義長
近江八幡日牟漏神社

Manual_Focus
Lens28-70mm
絞り4.0
シャッター 1/10秒
RHPV(ISO400)
Strobo

この写真は、すべてマニュアル設定で撮っています。夜の明かり写真を試行錯誤していた頃に撮ったもので、炎の前に人物を象徴的に入れるのに苦労しました。現場は大変な人だかりなので、この時は一脚にカメラをセットして、3mくらいに掲げて遠隔操作で、勘で撮影しています。よくやる手ですが、結構うまく撮れています。シャッタースピードが遅いので、多少ぶれていますが、全体に赤く発色して、特に後ろの群集の人物まではっきり写っていて効果的です。

この写真が佳選に選ばれず落選したのは、おそらく手ぶれが問題であるという評価を受けたからだと思います。それと、祭りの動的な要素を出来るだけ抑えて、静的な要素をピックアップしたというのも、悪いほうに影響したかもしれませんね。

ただ、この現場で撮影された経験のある方ならばご理解いたただけると思いますが、この炎の姿というのはなかなか出ないものです。この場の撮影には、フィルムを3-4本使いましたけれども、このように発色のバランスが絶妙で、なおかつ馬の姿が印象的にきれいに出たものはこれ1枚きりでしたから・・・。それと言い訳ですが、若干の手ぶれは、計算済みなのですけれどもね。

まあ、ことかように個人の思いと工夫の量は、賞の合否とは関係のないもののようです。このときは、バカチョン撮影と一緒にされてはたまらんという感じは正直いたしましたけれども・・・。

ある方が、祭り写真というものは、原則的に資料写真の範疇を出ないもので、コンテスト写真とは、相容れないだとおっしゃっていたのを思い出します。確かに、祭りのクライマックスというものは限られており、そのシーンを題材とする写真は、類型化という制約条件を最初にはめ込まれることになってしまいます。上記の写真についても、その制約条件の中で撮ったもので、どこかで見た写真だといわれてしまえば、そのとおりなのですね。

そうなってくると、コンテストでは、このような写真は排除し、スナップ写真や瞬発力のある動的な写真が有利になってくるというのは自明で、私がコンテストに応募をしなくなくなった理由は、実にこのことによります。祭り写真を題材として、しかもライブラリー化を目指す以上は、資料写真の汚名を受けても、祭りのクライマックスを撮り続けなくてはいけません。

おそらくコンテストの応募は、当面やらないだろうと思います。それよりも、今のところ写真のライブラリー化という命題が大きく、それだけでも2-3年は充分かかってしまいそうです。それと、この半年はとにかく量を目指さないといけないという事情があって、技術的には少し工夫が少なかったかなあというのも反省材料です。もう一段のレベル向上を目指し、出来れば、入江泰吉さんのお水取りの写真のように、定番と呼ばれるほどの写真を撮ってみたいと思いますが如何でしょうか。


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Web初版開設日:08/01/2002
Web二版更新日:09/01/2005

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