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歳時記 4月
2008年4月4日 日めくり万葉集
この頃はまっているのが、毎朝NHKハイビジョンで放映されている"日めくり万葉集"を観ること。たった5分の放映だけど、DVDに撮って就寝前に見るようにしています。団ふみさんのナレーションが素晴らしいし、毎日変わる選者の解説もなかなか個性的でパンチが効いています。そして、何よりNHKのカメラさんが頑張っていて、万葉の雰囲気をよく伝えてくれています。
最近1枚の画像に文学を表現するということの重要性をよく考えます。特に奈良という土地には一木一草に至るまで歴史が深く刻まれているので、それらを象徴的に重ねて写真を撮ることの意味を常々考えざるを得ないのです。万葉集の画像化というテーマは既に多くの人がトライされていて、ある程度定番化されるものがあります。しかし、今回改めてNHKの番組を見て、改めて興味をそそられました。
考えてみると、私が万葉集に触れたのは、高校生の頃に岩波新書の「万葉秀歌(斉藤茂吉著)」を読んで以来だと思います。万葉集が心に沁みるようにようになってきたのは、それなりに年をとって人生の皺を重ねてきたからでしょうか。いつか万葉集と写真のコラボレーションみたいなものをやってみたいと思います。 |
| 2007年4月8日 東大寺の仏生会 |
4月8日はお釈迦様のお誕生日。各地の寺院で仏生会が行われます。摩耶夫人の脇下からお生まれになって、右手を差し上げて"天上天下唯我独尊"とおっしゃられた御姿の童子像を花で美しく飾った花御堂に安置し、参詣者がその像に甘茶をかけるのが決まった慣わしです。甘茶をかけるのは、お釈迦様が生まれたとき、天から九頭の龍がきれいな水を吐いて産湯をつかわせたいう言い伝えによるものだそうです。
ちょうど桜満開の頃にこの祭りは行われるので、特に関東では、4月8日を花見の日とする習慣があったようです。昔は、桜の花見や仏生会を行った後、一斉に種蒔きを始めたので、長い重労働の日々が始まる前の一種の安息日であったのだろうと思います。
東大寺の仏生会は、仏様や花御堂が立派で見事。かつて奈良時代の大仏開眼供養が、仏生会の4月8日に合わせて催されたので、この仏様もその時に作られたのではないかという説があるそうです。 |
| 2006年4月1日 仏隆寺のモチヅキ桜 |
早いもので、もう四月ですね。なぜか4月の分水嶺を踏むと、春が怒涛のように7やってきます。特に4月の上旬は、日本中が桜の国になり果てて、心が無闇に騒ぐのは私だけでしょうか。最近一本桜の古木を探しては写真に収めるようにしていますが、群れて咲く染井吉野と違って、周りを睥睨して野武士の如く毅然とした佇まいをみせる桜の古木は存在感があります。
仏隆寺に"モチヅキ桜"という樹齢900年の老桜があります。全国的に有名な名桜ですが、この桜は樹勢が強く、数年前に台風で大枝のひとつが欠けたものの、いまだ壮健な姿を見せてくれます。左掲の写真は2年前に撮ったものですが、天空に伸びる枝木から妖気が漂っているように見えて、ゾクっとしたことを覚えています。桜の下には死体が埋まっているといったのは、誰でしたっけ?
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