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歳時記 5月
| 2007年5月14日 当麻寺 練供養 |
突然コンピュータが故障して動かなくなりました。コンデンサーの液漏れだとかで、復旧に二ヶ月。その間、このホームページはフリーズ状態だったので、ようやく更新できることになりました。一時はどうなることかと茫然自失。あやうく、6年間の努力が水泡と化してしまうところでした。
さて、今回は 5月14日に行われる初夏の風物詩、当麻寺の練供養をご紹介したいと思います。平安時代末に同地出身の恵心僧都が、草創の中将姫を慕って阿弥陀来迎の模様を実演してみせるために、二十五菩薩の面と装束を寄進して始まったと伝えられており、その歴史はすでに千年を超えています。
かつては田植え前の束の間の安息日として、近在から大きくの人が集まり、この曼荼羅絵巻を観劇しました。同様の練供養は、大阪平野の大念仏寺や京都の湧泉寺など、全国で行われています。
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| 2006年5月5日 野神祭りと端午の節句 |
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社殿の菖蒲・蓬・柏餅
平等坊の野神祭 |
5月は田植えの季節。この時節様々な田の神が勧請されて、豊穣を祈念する祭りが行われます。奈良盆地では、野神(農神)という神様が広く祭られていて、各地各様の祭事が催されますが、一般家庭の端午の節句も、5月を彩る祭事のひとつ。
右掲の写真は、2004年5月5日に行われた天理市平等坊の野神祭で撮ったもの。社の屋根に"菖蒲"と"蓬"、神前に"柏餅"が置かれています。端午の節句に粽を食べたり、菖蒲湯に入る習慣はごく普通の一般家庭のものですが、野神祭にも、この習わしが影響しているようです。
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蛇綱の引き回し
平等坊の野神祭 |
調べてみると端午の節句は、奈良時代に中国から持ち込まれ、中国ではこの日に薬草を摘んだり、蓬の人形を作って軒に下げたり、ちまきを食べたり、疫病、災厄を祓う行事が行われていたようです。
日本では、時節柄それ以前からある田植え前の物忌みの習慣と一緒になって広まったらしいのです。
菖蒲や蓬には魔除けの呪力があるとされていて、平安時代頃には菖蒲を頭に巻いたり、屋根に葺いたりする習わしがありました。鎌倉時代になると、"菖蒲"が"勝負"に通じることから、武家の祭りに変じて、江戸初期には、ついに今のように男子の節句となったようです。現在、端午の節句に武者兜を飾る習慣がありますが、これは平安時代にあった菖蒲を頭に巻く習慣(あやめ鬘)から来ているらしいのです。
このように考察する、平等坊で行われていた素朴な風習は、古い時代のやり方をそのまま残したものであることが分かります。
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