"夏越の祓い"は、現在も多くの神社で6月晦日に行われています。茅で作った大きな輪の内を潜ることで罪ケガレを祓う"茅の輪くぐり"の後、息を吐きかけた"人形(ひとがた/人の形に切れぬいた紙)"を水に流したり、火で燃やす祓いの儀式が続きます。平安時代の宮中行事から始まったとされる古風な祭りです。鬱蒼とした"森屋の森"で茅の輪くぐりが行われた後、境内横の大和川に"茅の輪"と"人形"を流すところがハイライト。同社は、壬申の乱の神託を行ったという伝承を持つ古い神社であり、現在の社家はなんとその時代から連綿と続いているそうな。この祭事もおそらく千年も昔から続いてきたはずです。(村屋坐神社/夏越の祓い-全写真-) |