東大寺の仏生会は、天平時代の国宝の誕生仏と豪華な華の飾りで人気があります。しかし大変な人なので、プロの方も含めて、構図的に煩い人物を省いて、正面から撮影される方が多いようですね。私は、仏様の斜め後ろから、仏前の人物が甘茶を掛ける様子を取り入れて撮ってみましたが如何でしょうか。人物を入れると、服装、表情そして手の形にまで神経を使うので、撮影枚数がどうしても多くなりますが、うまくいくと画面が俄然引き締まります。また、逆光の構図や発色の良いフィルム(Fuji/Velvia)を選択することにより、豪華な華の雰囲気を引き出すことが出来ました。
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