| この写真は、昨年飛鳥歴史公園で公演された「奈良楽」を撮影したもの。今年6月11日に亡くなられた野村万之丈氏によりプロデュースされた伎楽の復活劇であり、今年正月に放映されたNHKのドラマ「聖徳太子」でも、1場面に取り入れられて話題になりました。万之丈氏は、狂言野村流の後嗣という肩書きだけに留まらず、世界に視野を持った本当の芸術家でありました。私はこの劇を見て、古代の飛鳥が蘇ったような錯覚を覚えました。大唐帝国華やかりし頃の6-7世紀のアジアがこの劇に溢れていました。しかし奈良楽は幻となり、私の手元にこの写真だけが残りました。果たして万之丈氏は、1400年前の飛鳥人から遣わされた使者ではなかったか。アア合唱。(Lens80-200mm×2倍,
絞りf2.8, 1/60秒, オートフォーカス、ISO400、三脚)
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